終活年賀状(年賀状じまい)書くタイミングと文例テンプレート

こんばんわ。名古屋市中川区の長良行政書士事務所です。

もう少しで今年も終わりですね。毎年言っていますが、本当に1年が経つのは早いです。

自分の年齢もそうですが、妻や子供たちの年齢を考えた時にビックリしてしまいます。

そろそろ年賀状の季節かな?と思ったので、たまにはタイムリーなことも書いてみようと思い立ちました。と、いうわけで今日は終活と年賀状に関するお話です。

目次

終活年賀状は年賀状を辞めるということですが

終活年賀状というと基本的には今後の年賀状を辞退する。最後の年賀状という意味合いで使われる言葉です。身も蓋もないことを言いますが、辞めることにこだわる必要はあるのでしょうか?

そもそも最近の若い世代の人たちは年賀状をスマートフォンで送る人も増えていると思います。私世代(40代後半)かもう少しだけ若い世代位までが積極的に年賀状をやり取りしている世代ではないかと思います。

私自身、お客様やお仕事でのお付き合いのある方で若い方だとスマートフォンで年賀状を頂くことが増えてきました。そういった背景もあり年賀状を辞めることにこだわらずスマートフォンでのやり取りに変更する。というのも一つの考え方ではないかと思います。

もちろん、スマートフォンを使える(使いこなすまではいかなくても)ことが前提でのお話なので、そうでない方はやはり終活年賀状(年賀状じまい)ということになるかと思います。

終活年賀状(年賀状じまい)のタイミング

まずは、年代的にどのくらいの人が終活年賀状を考えているのでしょうか?

もちろん、個人差がありますので一概に言えませんが、終活を考える世代ですので、30代以降ではあると思います。

そうは言っても、先ほど書いた通りそもそも若い世代の方は年賀状のやり取りをしていない方も多いです。そして、若い世代の方であれば、スマートフォンでのやり取りに切り替えるのも容易ですし、相手もそれを受け入れやすいです。

そのため、一般的には50代から60代の方に多いと言われていますが、結論としては思い立った時(年)に出せばいいと思います。

もう一つタイミングとして考えられるのが、今年から辞めたい。という場合です。

敢えて、終活年賀状を出すのではなく、昨年で終わりにしてしまう。という場合です。

その場合、あまり遅く連絡するとお相手からは届くでしょうから失礼になってしまいかねません。

そのため、一般的に年賀状の準備をする前の時期(11月後半から12月上旬位)に電話・メール・LINE等、普段やり取りしている方法でお伝えするのがいいです。

簡単にやり取りできるお相手ならそれでいいと思います。LINEであれば、「大変恐縮ですが、諸事情により来年から年賀状によるご挨拶を控えさせていただきます。」でいいと思いますし、そんなに堅苦しい感じではない方がよければ、「今度のお正月から年賀状辞めてLINEで送るね。だからそっちからも送らなくていいよ。」で十分です。

終活年賀状(年賀状じまい)は身辺整理にもつながる

終活年賀状を考えると同時に人間関係を整理することにもつながります。

年賀状をやり取りしている相手の中には、「相手が送ってくるからやめるきっかけもないし」とか「年賀状以外ではもう何年もやり取りしてないな」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実際、定年まで勤めていた会社の同僚だとか、学生時代の友人の中にもそういった方はいると思います。盲目的に年賀状を出している方を整理するというのも終活年賀状のいいところです。

そして、終活年賀状は何も全員を一斉に辞めなくてもいいんです。盲目的にやり取りしていて、実生活ではそれほどお付き合いがなくなっている方とか、それほど親しいと思っていなかったけど相手が送ってくるから。という方だけ辞めてもいいです。
段階的に減らしていくのもいいでしょう。お相手に失礼のないようにだけ配慮して後は自分のペースで進めていけばいいです。

終活年賀状のお相手の人間関係別文例

終活年賀状とは言ってもあまり堅苦しく考える必要はありません。できるだけ定型的な文言で年賀状を辞めることを伝えればいいのです。

基本的な流れとしては、

①年始の挨拶(いつも通りの挨拶)

②年賀状を辞める理由(簡単でいいです。)

③今後の交流について(絶縁ではないことを伝えましょう。)

このような流れで書いていきます。今後の交流もお相手によってはしなくなってしまうことも考えられますが、絶縁したいと勘違いされないようには配慮したいものです。

ただ、文章を考えるときに全員同じでいいのでしょうか?やはりお相手との関係性に応じて少し変えるべきだと思います。ということで、文例をご紹介したいと思いますので、ご参考になれば幸いです。(年始の挨拶は年賀状じまいの挨拶とは別にいれてくださいね。)

親しい友人の場合

高齢のため、筆をとるのが難しくなってきました。

本年のご挨拶をもちまして、年賀状での年始の挨拶は最後とさせて頂きます。

今後は、電話やメールなど普段通りのやり取りの中でご挨拶したいと思います。

宜しくお願い致します。

時代の流れか最近ではSNSでの年始の挨拶も増えてきました。

私も時流に乗りまして、今後はSNSで近況報告等交流したいと思います。

本年を持ちまして、年賀状での年始の挨拶は最後とさせて頂きます。

宜しくお願い致します。

最近あまりお付き合いのない方の場合

私も高齢になってまいりました。

夫婦で話し合った結果、どなた様とも年賀状での年始の挨拶は

本年のご挨拶をもちまして、最後とさせて頂きます。

今後はメールやSNSにて交流したいと思います。

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

寄る年波を感じ、筆をとるのも難しくなってきました。

皆様との年賀状でのご挨拶も本年をもちまして、最後とさせて頂きます。

今後はメールやSNSなどでお付き合い頂ければ幸いです。

何らかのタイミングがある場合(定年・還暦・古希等)

長年続けてまいりました年賀状ですが、

昨年○○を迎えた節目として、今年で年賀状でのご挨拶を失礼させていただきます。

今後も変わらぬお付き合いを宜しくお願い致します。

以上、簡単ではありますが文例です。インターネットで検索して頂くと数多く出てくると思いますので、自分に合った文章で送ることが重要です。

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