こんばんわ。名古屋市中川区の長良行政書士事務所です。
今日は少し休憩です(笑)。行政書士事務所を開業・運営するにあたって必要なホームページやブログについてお話したいと思います。
行政書士事務所に限らず、今の世の中でホームページを作らないという選択肢はないと思いますが・・・営業戦略は人それぞれです。弊所はこうしているよ。と言うだけのお話なので、これから開業しようと考えている方の参考になれば幸いです。
士業の営業戦略
営業戦略と書くと批判を受けることもあります。
株式会社等とは違い士業が営利目的に活動するということに抵抗を感じる層が一定数いらっしゃいます。我々も一人の人間ですからお仕事をして料金を頂戴して、家族も自分も生活していかなければいけません。
当然、営業はするんです。ごく当たり前の話です。
それなのに、どこかの聖人君子が営業をするのは悪だとばかりに批判をするんです。多くは同業者です。そうすると引け目を感じる方が出てくるんです。それではいけません。
ここで、一つの考え方をお示しします。弊所が基本としている考え方です。
許認可であろうが民事手続であろうが、困っている人がいるところにいいサービスを提供するんです。そして、それは営業を悪だと批判する人達よりも、ずっといいサービスです。専門家として日々研鑽を重ね、誰よりもいいサービスを提供するために経験を重ねる。そのためには知ってもらう必要があります。
知ってもらわなければいいサービスも提供できないし、研鑽のための経験を積むこともできません。
だから営業をするんです。と、いうことでこの後はウェブ戦略のお話になります。
行政書士事務所はホームページさえ作れば大丈夫!?
完全なる釣りですね。すみません。
ホームページを作っておけば依頼が来るなんてことはあり得ません。あちこちの同業者さんがホームページを作っている中で、ホームページを作っただけで仕事が来るほど世の中甘くありません。
それは行政書士事務所に限った話ではありません。ホームページを作って広告をして知ってもらって見てもらって、問い合わせを頂き、お話をして、初めてお仕事になります。
新しい行政書士事務所のホームページ戦略
昔から長く続けている先生方のホームページはだいたい業務内容や事務所案内が列記されたいわゆる名刺サイトと呼ばれるホームページです。
それは、長く続けてきた先生方だけが通用するものであって、我々のような新規参加者はそれでは太刀打ちできません。長く続けてきた先生方は口コミや紹介など、ウェブ以外の窓口が大きくあり、ホームページは最終確認みたいなものなので、それでいいんです。
では、我々新規参加者はどうするか?色々なサイトを見ていくとわかると思います。
業務特化型ホームページを作るんです。
例えば、車庫証明だけのホームページ。建築業許可だけのホームページです。
極論を言ってしまえば、そのホームページを見れば自分で手続きが出来てしまうレベルの高密度のホームページがお勧めです。建築業許可であればそのホームページ以外は見る必要もないくらい作りこんだホームページです。
そんなことしたら自分でやってしまって問い合わせが来ないんじゃないか?
そんな懸念もあるでしょうが、今の世の中、頑張って調べればほとんどのことは自分でやれるようになります。情報の出し惜しみをして他のホームページに行ってしまうくらいならば、自分のホームページで完結してあげましょう。
特化する業務の考え方
では、特化する業務をどうやって決めるか?その考え方ですが、結論、やりたいことをやればいい。です。
例えば、建築業許可、ビザ申請、産業廃棄物収集運搬許可、風営法関連何でもいいと思います。
お勧めは2つ3つの特化サイトを同時進行で作ることです。正直、知らない業務を調べて勉強してサイトに情報として掲載していく作業は3つの業務にするとかなりしんどいです。
でも1つだけで突き進んでそのサイトから全く問い合わせが来なかった時のことを考えれば、しんどくても頑張れるはずです。1つに絞れ!という戦略をお勧めしている先生も多いですが、1つに絞る場合は、その業務の経験がある程度豊富で自信があったり、業界に何らかのコネがあったりする場合にした方が無難だと思います。
ホームページとブログの連動
このブログは訳があってしていないのですが、本来であればブログとホームページはリンクさせるべきだと考えています。
ホームページ(特に業務特化型)は一度作成すると法改正や運用の変更など新しい情報がないと更新が止まってしまいます。更新していないとSEO(検索の上位表示とお考え下さい)的にマズいです。
困っている方が検索をしてもせっかく作ったそれを解決してくれるホームページが上位表示されず知っていただくことができません。そうするとその困っている方は困ったままになってしまうかも知れません。
そうならないために、日々更新ができるブログと更新が少ないホームページをリンクさせて、困っている人の目に留まるようにして知っていただく機会を作る必要があります。
ブログは正直に言えば何でもいいと思っています。守秘義務に反しない範囲で業務のことを書いてもいいし、自分の人柄を知ってもらうような内容でもいいと思います。
ホームページ・ブログの作成はプロに依頼する?
これに関しては、資金に余裕があるのならばプロに依頼した方がいいと思います。
弊所で作成しているホームページ(当ブログを含む)は本日現在、6つあります。資金的な問題でそのうち1つだけプロにお任せして、残り5つ(うち1つは着手したばかり)は自分で作成しています。
もちろん、プロにお任せした場合であっても、許認可要件など行政書士業務の根幹にかかわる文章などは自分で作成しなければいけません。あくまで、サイトデザインや見栄えを整えてもらうのに費用をお支払いするということです。
ブログであれば当ブログレベルでもそれなりに閲覧して頂けていますが、ホームページはもう少しキチンと作った方がいいです。弊所もこのブログは後回しにして他の業務特化型サイトについては見栄えをもう少し整えて作成しています。
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