これだけはやっておきたい終活やることリストを分野別に考える

こんばんは。名古屋市中川区の長良行政書士事務所です。

これまで、法律上(ではないものもありますが、)の終活手続きについてお話してきました。ただ、死後事務委任のところでもお話した通り、終活とは法律上のことだけでなく、もっと身近な手続きがたくさんあるんです。

今日は、法律から少し離れて日常生活に関する終活についてお話したいと思います。

目次

終活でやることリスト

終活でやるべき(やった方がいい)ことを分かりやすいようにいくつかの分野に分けて説明していきます。もしかしたら足りないことがあるかもしれません。気づいたら随時追記していきます。

住まいに関すること

まずは、住まいに関すること衣食住と言うくらいですからやっぱり大切です。

終の住まいを考える

最期を迎えるまで心安らかに過ごすための住まいについてです。今、住んでいるお家でい

いのか?介護施設であったり親族と一緒に暮らす家に引っ越したりを考えることもあるかもしれません。

どこで過ごすにしても考えて決めておくといいですね。

今の住まいをどうするか?

終の住まいを考えるにあたって、今の家で過ごすことを決めたのであれば必要はないか

もしれません。もしも、違う選択肢になった場合に今の家をどうするか?を考える必要があります。

現在の住まいが、賃貸住宅であれば「いつまでここに住むのか?」持ち家であれば引き継いでくれる親族がいるのか?若しくは売却するのか?等を考える必要があります。

身の回りの不用品の整理・断捨離

住まいのことが決まったら、今のお家の荷物を見回してみましょう。長く住み続けたお家であれば、かなりの量の荷物があると思います。

思い出の品や必要なものまで整理する必要はありません。

ただ、何年も使っていない物やいらないと思えるものがあれば整理して、不要なものは処分しておきましょう。または、ご親族や友人の方に差し上げてもいいかもしれません。

亡くなった後の遺品整理は想像以上に大変です。できるだけ負担を少なくしてあげるのも残されたご家族にとってはありがたいものです。

医療・介護に関すること

住まいに関することの次は医療・介護に関することです。ちなみに、順番は関係ありません。

交友関係の整理

整理と言っても関係を断つわけではありません。自分が亡くなったときに誰に連絡するか?とか、長らく会っていない、連絡をしていない友人に連絡をしたりするのもいいと思います。

看取ってもらいたい人もいらっしゃれば挙げておくといいでしょう。

医療に関すること

病気になったとき、例えばそれが生命にかかわる重大なもので、余命宣告されるような病気の時に告知をしてほしいかどうか。

また、自分で判断が出来なくなった時に備えて、生命維持が必要な状態になったときに延命治療を望むか尊厳死を希望するか等も考えておきましょう。

介護に関すること

介護が必要になったときに、これまで通院していた病院のリストを作っておいたり、服用している薬を分かるようにして置いたり、入りたい介護施設を探しておくのもいいと思います。

お墓・葬儀に関すること

お墓に関すること、葬儀に関することも重要なことですし、こだわりがある方も多いでしょう。

お墓に関すること

入る予定のお墓があれば問題ないかもしれません。

ただ、そのお墓を次の世代が管理できるかどうかは考えておいた方がいいでしょう。

また、入る予定のお墓が決まっていない場合、どのように埋葬して欲しいかも考えておきましょう。永大供養墓や樹木葬・海洋散骨等いろいろと選択肢はありそうです。

葬儀に関すること

葬儀に来て欲しい人、葬儀の規模、費用についてまとめておくといいです。最近は、家族葬と言って親族以外を呼ばない葬儀も多くなっているようです。

特に費用については事前に準備しておかないと、いざという時に相当慌ててしまうことになりかねません。

お金に関すること

お金に関することはやっぱり外せません。とは言え相続と被る部分も多いので、ごく簡単な確認程度でいいでしょう。

現預金に関すること

どこの銀行の何支店に預貯金があるのか。保険はどういったものに加入しているのか。株や投資信託等の投資口座があるのか。あるならどこの証券会社にあるのか。等、まとめておくといいですね。ネットバンク等も含めて漏れがないようにしておきます。

また、銀行口座の数が多すぎると感じたら、それを減らす(まとめる)のもありだと思います。

不動産に関すること

自宅とそれ以外の不動産についてあるものをまとめておきます。もしも、境界等でお隣の方と上手くいっていない場合は、残されたご家族のためにも境界を確定しておくといいです。

最近では、筆界特定制度というものがありますので、どうしてもの時はそちらを利用してもいいでしょう。(弊所から行ける範囲であれば土地家屋調査士の先生をご紹介させて頂くこともできますので、お気軽にお問い合わせください。)

また、近所に迷惑をかけそうな古家等を放置していたら解体するなど整理をしておきましょう。

遺言等、相続に関すること

このあたりは他のページでしっかりとご説明しておりますので、割愛させて頂きます。

ご確認頂くには、【「終活支援」というカテゴリ】で分けておりますので、カテゴリで検索して頂ければ幸いです。

デジタルに関すること

実は結構大変なのが、このデジタルに関することです。

例えば、パソコン・スマホのパスワード。通帳のないネットバンクのIDやパスワード。最悪、費用のかからないものは構いませんが、定額制で課金しているようなアプリ等の解約。こういったことが実はかなり大変です。

普段、自分で使っている分には把握しているんでしょうが、例えば配偶者さんやその他のご家族がどこのサイトにいくら使っているか?IDやパスワードは?と聞かれたらどうでしょうか?答えられない人の方が圧倒的に多いと思います。

このデジタル終活については、別途詳しく解説していきます。

終活を考える上でのヒント

終活やることリストを書いてみましたが、いかがいたしましょうか?

ここまでで挙げたもの以外にも考えなければならないこと。ここまでで挙げたけど自分には関係ないこと。両方あると思います。

終活を考えるときに、一番のポイントは1人で考えないこと。です。

例えば、パートナーの方とやご家族と一緒にとか、「あれはどうだ?」「これはどうする?」と話し合いながら考えてもいいと思います。

また、このページで書いた内容については簡易的な物が多いので、長くなりそうなものは個別に掘り下げてご説明致します。

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